維新の英雄 龍馬は無名のスパイ [英雄]
維新の英雄 龍馬は無名のスパイ
「幕末の大誤解」熊谷充晃著 (彩図社出版)と言う本を紹介したい。
サブタイトルが「教科書に載っていない!」となっており、常識的にみんが知っている事と
実際幕末に起きたことや人物像は大分違うとゆう内容の本である。
その代表的例が坂本龍馬であり、幕末維新の最大の厚労者であるはずのヒーローが、実は
こちらの話をあちらに伝え、遠隔地の情報をこちらに持って帰るような言わば”スパイ”のよ
うな役割をしていたとゆうのである。
幕藩体制で凝り固まった社会情勢の中で、脱藩した龍馬は海援隊の一員として日本中を駆け
巡り、各地の情報を集めてはばらまいていき人脈を広げていく。彼の情報は新しく斬新であ
ったが、誰かの受け売りにすぎないのである。
ではなぜ明治維新は彼無しには語れないようになったのか。
時代のヒーロー誕生
今日のヒーローとしての龍馬像は、司馬遼太郎の「龍馬がゆく」がもとになっており、この
歴史小説も明治16年の新聞の連載小説を参照しているらしい。この小説の内容が問題らし
く、幕末一部の関係者を除いて全くの無名だった龍馬を歴史的な英雄にまつり上げているの
である。
龍馬が語る誰かのアイデアは、聞く側にとって龍馬が考えたものと受け取られ、多才な人
物像が出来上がっていったらしい。
一方当時の明治維新政府は「西南戦争」や「萩の乱」などの反乱に加え、モーレツなイン
フレに悩まされていた。騒然とした社会情勢に「これでは江戸時代の方が良かった」とゆう
民衆の声に政府は苦境に立たされる。
このままでは立ちいかない、そこで言いだしたのが、江戸幕府を潰し明治維新を迎えこん
な物価高な時代になったのは「あいつが倒幕をやれと言ったからやった」と龍馬のせいに
したのである。
こうなると幕末の様々な出来事や制作はまるで龍馬にけしかけられてやったようになって
しまう。
こうして幕末の無名の浪士は良くも悪くも時代の表舞台に立たされてしまった。明治維新
はそれまで苦渋舐めてきた西国諸藩によるクーデターと捉えたら、坂本龍馬は明治維新政府
に上手に利用されたと考えていいかもしれない。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント 0