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維新の英雄 西郷隆盛は神経質な策略家 [英雄]

 維新の英雄 西郷隆盛は神経質な策略家

「幕末の大誤解」熊谷充晃著(彩図社出版)と言う本を紹介したい。
サブタイトルが「教科書に載っていない!」となっており、常識的にみんが知っている事と
実際幕末に起きたことや人物像は大分違うとゆう内容の本です。

  西郷隆盛は紛れもなく幕府打倒の中心人物であり、明治維新の英雄である。下級武士に生
まれながら薩長同盟を成立させ、戊辰戦争戦争では官軍を勝利に導く。教科書に載っている
彼の写真や上野公園の銅像から連想されるのは、大きな器を持った面倒見のいい親分肌の男
に思えます。

      0003_r.jpg   西郷.jpg  

          肖像画            後列右から2人目 http://www.sun-media.info/

 しかし実際の姿は少し違います。まず写真は彼の弟と従兄弟の写真を合成したものだった
ことがあとで分かってきます。隆盛はその頃流行りだした写真嫌いだったらしいが、実際は
職を失った旧幕臣の暗殺を恐れて、写真を撮られるのを嫌がったらしいのです。

 彼の写真はほとんど現存せずドイツで発見されているが、頬がこけおおらかな人には見え
ない。晩年は肥満しており背が高かったので、体型は以前のイメージどうりかもかもしれま
せん。

 この晩年の頃に書かれた肖像画が今日の西郷像であり、その体型から大らかな性格像が出
来上がったのではないでしょうか。

    知恵を絞って作戦を考える軍略家

 実際の働き振りどうかと云うと、禁門の変では指令官の一人として戦い、長州出兵では征長
軍の参謀、戊辰戦争では実質的な官軍の最高指令官、明治政府では陸軍大臣になっています。

 こうしてみるといつも後方にいて指図する軍略家であって、前線で孤軍奮闘する力強い男の
イメージはないですね。知恵を絞って相手を追い詰める神経質な人物像が浮かびあがります。

 維新後、征韓論を巡る政争から新政府との対立を深め、郷里の鹿児島に戻った西郷は新政府
に不満を抱く士族勢力に祭り上げられ、西南戦争を起こし敗れてしまいます。軍略家として
新政府を倒せると思ったのか良く分かりませんが、結局新政府に裏切られてしまうのです。
 
 旧幕臣から狙われ、新政府には裏切られたかわいそうな男だったのかもかもしれません。




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タグ:維新の英雄
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