”あがり症”原因と克服法その1 [健康]
”あがり症”原因と克服法その1
新年度を迎え人前で話す機会が増えていますよね。話す内容よりも話し方で、ついつい
緊張してうまく話せず「人前で話すのは苦手」とゆう方は多いと思いますです。いわゆる
”あがり症”は、恥ずかしい性格と思われがちですが、実は社会不安障害とゆうりっぱな
病名がついており、治療法や薬も開発されています。欧米人には見られない現象
らしいですが、日本人独特の病気らしいのです。
そもそもなぜ人はあがるのでしょう。実は、”あがり”は脳が正常に働いている証拠
でもあるのです。私たち人間の脳は生命維持のためのセキュリティ機能を備えています。
たとえば、危険を察知したとき私たちの体はとっさに飛びよけますよね。これは脳の
セキュリティシステムが物理面から生命を守ろうと作動した結果です。同様に脳は
精神面からも生命を守ろうと働きます。大げさにいえば、私たち人間にとって自尊心
とは精神面での生命そのもの。それが人前で上手に話せず、心を傷つけられるかも
しれないと感じた瞬間、脳は”あがり”というアラームを鳴らすのです。
人と話すと心拍数が上がる、声や手が震える、汗が出てくるなどの症状は、「対人不安」
から生じています。それなのに多くの話し方教室では十把一絡げに、「場数を踏めば治る」
と説明しています。しかし残念ながら”あがり症”は場数では治りません。少なくとも、
緊張しながらの場数をいくら踏んでも改善は見込めません。これはスキル不足の問題では
なく、脳のメカニズムの問題だからです。また一旦人前で話したとき、心臓がドキドキ
したり、顔がこわばったりすると脳がその現象を覚えてしまい、条件反射のように反応
してしまうので、場数をふんでも変わりません
そもそも生まれつき「あがり症」の人などいません。必ず過去のどこかで自尊心が傷ついた
体験があったはずです。小学校での朗読で失敗した、人から発声を笑われたなど、自分でも
忘れているようなことかもしれません。それでも人間は常に過去の体験に基づいて未来を
予測していますから、「過去もこうだったから未来もこうだろう」と予測してしまうのです。
その原因をきちんと分析し、簡単な練習をつみちょっとしたコツを掴めば必ず改善できます。
また薬や器具を使うことで改善が見られますので、幾つか見てみましょう