消費税引き上げは延期は諸刃の剣 [消費税]
消費税引き上げ延期は諸刃の剣
安倍晋三首相は2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げについて、先送りも含む検討に
入ったみたいですね。きっかけは消費増税の判断材料の一つとして世界経済について検討する
”国際金融経済分析会合”を設けたことです。初会合で講師役のコロンビア大学教授スティグりツ氏
が中国経済の低迷などで世界経済の”大低迷”を理由に増税の延期を主張しました。
増税による景気後退のリスクが高い場合には先送りをしなければいけまさせんし、消費税率を上げても、
税収が上がらなくなるようでは元も子もありません。増税できる経済環境が整わない可能性もあると
判断したためらしいですね。そうなる2014年11月にも引き上げを1年半延期しており、その是非を問う
衆院解散し総選挙をしたわけですから、今回も首相が先送りを最終判断した場合は衆院を解散し、今夏
の参院選と合わせた衆参同日選に踏み切るとの見方もでています。
増税を延期すれば増税後に予想される消費の落ち込みも先送りできます。日本銀行によると増税を実施
した場合は国内総生産(GDP)成長率がマイナスになると発表していますので、延期論が検討される
のは当然のことでしょう。ただアベノミクスは経済成長と財政再建の両立目指す政策で、2017年月に
増税を実施すると訴えて来たわけですから、この点については矛盾しますけどね。
それに税収増をあてにしていた待機児童を出さない子育て対策や、本来の消費性設立の目的であった介護
などの社会保障の財源が確保できなくなります。また1000兆円越す借金の返済計画の財政健全化もほぼ
絶望的になり、日本国債の世界的なランク格付けも格下げになり、世界信用も落ちて様々な影響が出そ
うです。アベノミクスは事実上の失敗になりかねませんので、消費増税先送りは簡単ではありません。
消費税 軽減税率は問題だらけ [消費税]
消費税、軽減税率は問題だらけ
来年4月から始まる消費税の軽減税率は、税率10%の外食と、持ち帰りや出前などの
8%のとの違いが分かりにくく、事実上棚上げされた状態になています。消費税は10%
に上がるわけですが、食品は日頃から絶対必要なものなので、なるべく据え置いてほしい
ものですが、外食は贅沢とゆう観点から持って帰ったら据え置かれるのが軽減税率です。
ところがここに様々な問題があり、ラーメンをお店で食べると10%、出前は8%、出前
の方が手間がかかるのに安いことになります。またハンバーガーをお持ち帰りで買って、
席が空いていたから店内で食べたら、あとで2%分消費税を徴収しにくいですよね、そう
すると同じ店内で消費税の違う客いる事になりトラブルなりかねません。
非常に分かりにくい軽減税率ですが、10%に値上げするのに当たり公明党からのたって
の頼みで自民党が渋々承諾した背景が有り、その場限りの苦肉の策のようですね。
消費税を5%から8%、10%へ2段階で値上げする事は、先の国会で決定しており予定
どうりなのですが、消費税値上げ決定後の総選挙で民主党が大敗しており、値上げ後の
選挙が自民党は怖いのですね。
10%への値上げも1年先送りされており、できたらやりたくないところでしょうが、
高齢化社会を迎え財政が頻拍する中、値上げの税収は今後の国家予算の予定になっている
のでやらないわけにはいかないようです。ただ、消費税以外の税収を検討する手立ては残
っているような気がします。それは以前民主党がマニフェスト化していた、国家予算以外
の各省庁で管理している国民から直接徴収している自動車税や労働保険等です。推定で
全部で300兆あると言われており、使い道の見直しがされたことが無いそうです。
穏やかな一時をお過ごしください
https://www.youtube.com/embed/-7m0d9ORbNE